コンビニの出店では、人通りが多い場所に出せば売れるとは限りません。
同じ駅前でも、オフィスワーカーが多い場所と住宅地に向かう導線では、売れやすい時間帯や商品が変わります。
また、コンビニは24時間営業や長時間営業の店舗が多いため、朝・昼・夕方・深夜で人の動きがどう変わるかを見ることも重要です。
では、自社に合った出店場所はどのように探せばよいのでしょうか。
そこで重要になるのが、コンビニの店舗開発です。
主な業務には、次のようなものがあります。
- 出店戦略の策定
- 候補エリアの選定
- 商圏分析
- 競合店舗の調査
- 人流・通行量の確認
- 物件選定
- 売上予測
- 条件交渉・契約
- 開業準備
この記事では、コンビニの店舗開発担当者に向けて、出店までの流れや立地選び、商圏分析で確認したいポイントをわかりやすく解説します。

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コンビニの店舗開発とは
コンビニの店舗開発とは、新しい店舗を出店するために、候補エリアの選定から物件取得、開業までを進める仕事です。
単に空き店舗を探すだけではありません。
- 周辺に十分な生活需要があるか
- 昼と夜で人の数がどう変わるか
- 通勤や通学の導線上にあるか
- 競合コンビニが多すぎないか
- 車や徒歩で利用しやすいか
- 売上に対して賃料が高すぎないか
などを確認しながら、出店する価値があるかを判断します。
コンビニにおける店舗開発の役割
店舗開発担当者の役割は、日常的に利用される場所を見つけることです。
例えば、駅前で人が多い場所でも、店舗前を通る人がほとんど別の方向へ流れている場合、思ったほど集客できないことがあります。
一方で、住宅地の入口やオフィス街と駅の間など、毎日の生活導線上にある店舗は継続的な利用が期待できます。
人がいる場所ではなく、人が繰り返し通る場所かどうかを見ることが重要です。
コンビニは立地タイプによって見るべき条件が変わる
コンビニには、さまざまな立地タイプがあります。
例えば、
- 駅前型
- 住宅地型
- オフィス街型
- ロードサイド型
- 病院・学校周辺型
- 商業施設内型
などです。
立地タイプによって、見るべきデータは変わります。
駅前型なら駅利用者や人流、住宅地型なら夜間人口や世帯数、ロードサイド型なら交通量や駐車場が重要になります。
多店舗展開では出店基準の統一が重要
コンビニは多店舗展開が前提になりやすいため、出店判断の基準を統一することが重要です。
例えば、
- 商圏人口
- 昼間人口
- 夜間人口
- 世帯数
- 人流
- 競合店舗数
- 駐車場台数
- 賃料
- 店舗面積
などについて、自社なりの基準を作っておくと候補地を比較しやすくなります。

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コンビニの店舗開発の仕事内容
コンビニの店舗開発では、物件を探す前から多くの業務があります。
出店戦略・出店計画を策定する
まず、どのエリアでどのような店舗を増やすかを決めます。
例えば、
- 首都圏の駅前店舗を増やす
- 住宅地の空白エリアを開拓する
- オフィス街へ出店する
- 郊外のロードサイド店舗を増やす
- 既存店が少ない沿線へ進出する
などです。
出店戦略が明確であれば、候補地探しの基準も作りやすくなります。
出店候補エリアを選定する
次に、自社店舗と相性の良い地域を探します。
確認したいデータには、
- 人口
- 世帯数
- 昼間人口
- 夜間人口
- 駅利用者数
- オフィス人口
- 学生人口
- 人流
などがあります。
コンビニは利用時間帯が広いため、いつ人がいるかを見ることが重要です。
商圏を分析する
候補地が決まったら、店舗周辺の商圏を詳しく確認します。
主な確認項目は、
- 商圏人口
- 世帯数
- 昼間人口
- 夜間人口
- 年齢構成
- 周辺施設
- 人流
- 競合店舗
などです。
例えば、昼間人口が多いオフィス街ではランチ需要、住宅地では夜間や朝の需要が期待できます。
競合店舗を調査する
コンビニの店舗開発では、競合調査も重要です。
確認したいのは、
- 競合コンビニ数
- 店舗までの距離
- 営業時間
- 駐車場
- 店舗規模
- 品ぞろえ
- イートインの有無
などです。
ただし、競合はコンビニだけではありません。
場合によっては、
- スーパー
- ドラッグストア
- 弁当店
- カフェ
- ファストフード
なども競合になります。
人流・通行量を確認する
コンビニでは、店舗前をどのくらい人が通るかが重要です。
特に駅前型やオフィス街型では、
- 朝
- 昼
- 夕方
- 夜
の人流を分けて見ると、需要の違いが見えやすくなります。
例えば、朝は通勤客が多く、昼はオフィスワーカー、夕方は帰宅客が増えるなど、時間帯によって売れやすい商品も変わります。
出店物件を探す
候補エリアを絞ったら、条件に合う物件を探します。
確認するポイントは、
- 店舗面積
- 間口
- 視認性
- 搬入口
- 駐車場
- 電気容量
- ゴミ置き場
- 看板
- 賃料
などです。
コンビニは物流頻度も高いため、商品の搬入がしやすいかどうかも重要です。
候補物件の立地を調査する
物件が見つかったら、現地で周辺環境を確認します。
例えば、
- 駅からの導線上にあるか
- 住宅地から見つけやすいか
- 車で入りやすいか
- 店舗前に十分な通行量があるか
- 夜でも視認性があるか
- 競合店が近すぎないか
などです。
地図だけでは、人がどの方向へ歩いているかまでは分かりません。
現地確認は欠かせません。
売上を予測する
候補地では、出店後の売上を予測します。
参考になるのは、
- 商圏人口
- 昼間人口
- 夜間人口
- 人流
- 競合店舗
- 既存店の実績
- 店舗面積
- 周辺施設
などです。
コンビニでは時間帯ごとに売上構成が変わるため、1日の合計だけではなく、時間帯別に見ることも有効です。
収支・投資回収を確認する
売上予測を立てたら、費用も確認します。
主な費用には、
- 賃料
- 人件費
- 光熱費
- 内装費
- 什器費
- 物流費
- システム費
などがあります。
コンビニは長時間営業するため、人件費や光熱費も大きなコストになります。
条件交渉・契約を行う
出店方針が決まったら、物件オーナーや地主などと条件交渉を行います。
ロードサイド型では土地契約、駅前型ではテナント契約など、立地によって契約形態も変わります。
店舗設計・開業準備を進める
契約後は、設計、施工、什器設置、商品搬入、採用などを進めます。

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コンビニの店舗開発から出店までの流れ
コンビニの店舗開発は、一般的に次の流れで進めます。
①出店戦略を決める
まず、
- どの地域へ出店するか
- どの立地タイプを増やすか
- 年間何店舗を出店するか
などを決めます。
②出店条件を決める
次に、自社として必要な条件を整理します。
例えば、
- 商圏人口
- 昼間人口
- 夜間人口
- 人流
- 競合数
- 店舗面積
- 駐車場
- 賃料上限
などです。
③出店候補エリアを探す
人口や人流、競合状況などを見ながら候補地域を探します。
④商圏・競合を分析する
候補地ごとに、
- 商圏人口
- 昼夜人口
- 人流
- 競合店舗
- 駅
- オフィス
- 住宅地
- 学校
などを比較します。
⑤候補物件を探す
市場性のあるエリアで、条件に合う物件を探します。
⑥現地調査を行う
現地では、
- 歩行者の流れ
- 車の流れ
- 店舗の見え方
- 駐車場
- 周辺店舗
- 時間帯別の人通り
などを確認します。
⑦売上・収支を予測する
商圏データや既存店の実績から売上を予測します。
予測は、
- 強気
- 標準
- 弱気
の複数パターンで考えると判断しやすくなります。
⑧出店可否を判断する
市場性、競合、物件条件、売上予測、費用などをまとめて判断します。
⑨契約・開業準備を進める
出店が決まったら契約し、設計、施工、採用、商品搬入などを進めます。

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コンビニの店舗開発で重要な立地選び
コンビニでは、日常生活の導線上にあることが重要です。
住宅人口は十分か
住宅地型店舗では、周辺の住宅人口や世帯数が重要です。
特に、
- 単身世帯
- ファミリー世帯
- 高齢者世帯
など、世帯構成によって利用される商品も変わります。
昼間人口は十分か
オフィス街では、居住人口が少なくても昼間に多くの人が集まります。
そのため、ランチや飲料、軽食などの需要が大きくなる可能性があります。
夜間人口は十分か
住宅地では、夕方から夜に人が戻ってきます。
夜間人口が多い地域では、夕食、日用品、酒類などの需要が期待できます。
通勤・通学導線上にあるか
駅から近いだけでは十分ではありません。
店舗が、
- 駅からオフィスへ向かう導線
- 駅から住宅地へ向かう導線
- 学校から駅へ向かう導線
にあるかを見ることが重要です。
人が毎日通るルートに店舗があるかどうかを確認しましょう。
時間帯別の人流はどうか
コンビニは時間帯によって利用目的が変わります。
例えば、
- 朝:通勤・通学前
- 昼:ランチ・買い足し
- 夕方:帰宅途中
- 夜:夕食・日用品
- 深夜:夜勤・夜間需要
などです。
1日の平均人流だけではなく、時間帯別に確認することで店舗の特徴が見えやすくなります。
競合店舗が多すぎないか
競合コンビニが近くにある場合、自社がどの程度需要を取れるかを考えます。
ただし、競合が多い場所は、それだけ人流や需要が大きい可能性もあります。
競合数だけで判断しないことが重要です。
車で利用しやすいか
ロードサイド型では、車での利用しやすさが重要です。
確認したいのは、
- 駐車場台数
- 入口の位置
- 出入りのしやすさ
- 道路からの視認性
- 交通量
などです。
賃料と売上のバランスが取れているか
駅前の一等地は魅力的ですが、賃料も高くなります。
本当に最も人が多い場所が最適でしょうか。
少し駅から離れていても、生活導線上にあり、賃料が低ければ利益は残りやすくなる可能性があります。

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コンビニの店舗開発で行う商圏分析
コンビニの商圏分析では、人口だけでなく、昼夜人口や人流、世帯構成などを見ることが重要です。
人口・世帯数
まず、商圏内の人口と世帯数を確認します。
住宅地型店舗では基本的な指標です。
昼間人口
オフィスや学校が多い地域では、昼間人口が重要です。
昼間にどの程度人が集まるかを見ることで、ランチ需要などを考えやすくなります。
夜間人口
住宅地では、夜間人口が市場規模を見るうえで重要です。
特に夕方以降の需要を考える際に参考になります。
世帯構成
世帯構成によって、利用される商品も変わります。
例えば、
- 単身世帯:弁当、飲料、日用品
- ファミリー世帯:食品、菓子、日用品
- 高齢者世帯:食品、生活用品
などです。
年齢構成
若年層が多い地域と高齢者が多い地域では、売れやすい商品構成も変わります。
駅利用者数
駅前型店舗では、駅利用者数も重要です。
ただし、数字だけではなく、駅出口や乗り換え導線まで確認します。
人流データ
人流データを使えば、
- 平日
- 休日
- 朝
- 昼
- 夕方
- 夜
などの違いを確認できます。
コンビニでは時間帯による需要差が大きいため、特に重要なデータです。
競合店舗
競合コンビニを地図上で確認することで、
- 競合が集中している地域
- 空白地域
- 自社店舗とのカニバリ
などを把握しやすくなります。
周辺施設
コンビニでは、
- 駅
- オフィス
- 学校
- 病院
- ホテル
- 工場
- 住宅地
- 商業施設
などとの位置関係も重要です。

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コンビニの立地タイプによって店舗開発のポイントは異なる
コンビニは立地タイプによって、見るべき条件が大きく変わります。
駅前型
駅前型では、
- 駅利用者数
- 朝夕の人流
- 通勤・通学導線
- 競合店舗
- 視認性
などを確認します。
住宅地型
住宅地型では、
- 夜間人口
- 世帯数
- 年齢構成
- 住宅密度
- 徒歩・自転車アクセス
などが重要です。
オフィス街型
オフィス街では、
- 昼間人口
- オフィス数
- 平日の人流
- ランチ需要
- 休日の人流
などを確認します。
平日は強くても休日は人が少ない場合があるため注意が必要です。
ロードサイド型
ロードサイド型では、
- 自動車交通量
- 駐車場
- 道路アクセス
- 視認性
- 周辺住宅
- 競合店舗
などが重要です。
学校周辺型
学校周辺では、
- 学生人口
- 学校の生徒数
- 通学導線
- 放課後の人流
- 競合店舗
などを確認します。
病院・施設周辺型
病院や大型施設の周辺では、
- 利用者数
- 職員数
- 来訪者
- 営業時間
- 周辺競合
などを見ることが重要です。

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コンビニの店舗開発で失敗しやすいポイント
出店後に想定した売上が取れない状態を避けるため、よくある失敗も確認しましょう。
人通りだけで判断する
人が多くても、店舗前を通る人が急いでいたり、利用目的が合っていなかったりすると来店につながらないことがあります。
人流の量と導線をセットで見ましょう。
昼間人口だけで判断する
オフィス街では平日の昼間は強くても、休日や夜に人が減る場合があります。
1週間を通した需要を見ることが重要です。
駅利用者数だけで判断する
利用者数の多い駅でも、店舗が主要出口から外れていれば集客しにくくなります。
駅全体の数字だけでなく、実際の導線を確認しましょう。
競合をコンビニだけで考える
弁当や飲料などでは、
- スーパー
- ドラッグストア
- カフェ
- ファストフード
- 弁当店
なども競合になります。
商品カテゴリーごとに競合を考えることが重要です。
駐車場台数だけを確認する
駐車場が広くても、車で入りにくければ利用されにくくなります。
道路との接続や入口の位置まで確認しましょう。
既存店とのカニバリを見落とす
新店舗が既存店舗の顧客を奪うこともあります。
新店単体ではなく、エリア全体の売上が増えるかを見ることが重要です。

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コンビニの店舗開発を成功させるポイント
コンビニの店舗開発では、時間帯ごとの需要まで含めて候補地を比較することが重要です。
出店基準を明確にする
まず、自社が重視する条件を決めます。
例えば、
- 商圏人口
- 昼間人口
- 夜間人口
- 人流
- 駅利用者数
- 競合店舗数
- 駐車場台数
- 賃料
などです。
時間帯別に市場を見る
コンビニでは、1日の人口だけでは十分ではありません。
例えば、
- 朝に強い立地
- 昼に強い立地
- 夜に強い立地
では、売上構成も変わります。
時間帯別の人流を見ることで、その店舗の強みを理解しやすくなります。
複数の候補地を比較する
一つの物件だけで判断していませんか。
例えば、
- A地点:駅前で人流は多いが賃料も高い
- B地点:住宅地で夜間人口が多い
- C地点:ロードサイドで駐車場が広い
というように比較すると、それぞれの特徴が見えやすくなります。
データと現地調査を組み合わせる
まずデータから候補を絞り、その後に現地で、
- 人の流れ
- 車の流れ
- 店舗の見え方
- 競合店舗
- 駐車場
などを確認しましょう。
既存店舗の実績を次の出店に活かす
複数店舗を展開している場合は、
- 商圏人口
- 昼間人口
- 夜間人口
- 人流
- 競合店舗数
- 売上
- 客数
- 時間帯別売上
などを比較します。
売れている店舗の共通点がわかれば、次の候補地探しにも活かせます。
出店理由を数字で説明できるようにする
店舗開発担当者には、
「なぜこの場所に出店するのか」
を社内へ説明する場面があります。
人口、人流、競合、昼夜人口などを数字で示せば、判断根拠を共有しやすくなります。

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コンビニの店舗開発・商圏分析なら商圏分析ツール「gleasin」
コンビニの店舗開発では、人口や昼夜人口、人流、競合店舗など、多くのデータを比較する必要があります。
商圏分析ツール「gleasin」では、地図上で商圏を設定し、候補地周辺のさまざまなデータを確認できます。
例えば、
- 人口
- 世帯数
- 年齢構成
- 昼間人口
- 人流
- 競合店舗
- 周辺施設
などを確認しながら候補地を比較できます。
例えば、
「平日の昼間に人が多いエリアはどこか」
「A地点とB地点では、どちらの方が住宅人口と人流のバランスが良いか」
といった比較にも活用できます。
経験や現地調査にデータを加えることで、より根拠のある出店判断につなげやすくなるでしょう。

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コンビニの店舗開発に関するよくある質問
コンビニの店舗開発とはどのような仕事ですか?
コンビニの店舗開発では、出店戦略の策定、候補エリアの選定、商圏分析、競合調査、物件探し、売上予測、条件交渉、開業準備などを行います。
コンビニの立地で重要なことは何ですか?
日常生活の導線上にあり、継続して利用されることが重要です。
人口だけではなく、昼夜人口、人流、駅利用者、競合、道路アクセスなどを組み合わせて判断します。
コンビニの商圏はどのくらいですか?
立地タイプによって異なります。
駅前型、住宅地型、ロードサイド型では来店手段や利用目的が異なるため、一律に決めることはできません。
コンビニの出店では人通りが多いほど有利ですか?
必ずしもそうではありません。
人通りが多くても、店舗前を通る人の導線や利用目的が合っていなければ来店につながらない場合があります。
コンビニの店舗開発ではどのようなデータを見ますか?
代表的なものは、
- 人口
- 世帯数
- 昼間人口・夜間人口
- 年齢構成
- 駅利用者数
- 人流
- 競合店舗
- 周辺施設
- 道路交通
などです。
