コンコースという言葉は、駅や空港だけでなく、商業施設・スタジアム・展示会場など、さまざまな場所で使われています。それぞれの施設で指すエリアが少しずつ異なるため、意味を正確に理解しておくと場面に応じた判断がしやすくなります。
本記事では、コンコースの意味・語源から場所ごとの具体例・似た言葉との違いまで詳しく解説します。

新しく店舗展開を考えている店舗開発担当者に参考になる記事ですので、ぜひ最後までご覧ください!

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コンコースとは?
コンコースとは、人々が集まり行き交う広い通路や広場のことを指します。駅・空港・商業施設・スタジアムなど、大勢の人が利用する施設の中心的な通路や集合スペースに使われる言葉です。


英語では「concourse」と書きます。ラテン語の「concursus(コンクルスス)」が語源で、「con(共に)+currere(走る・流れる)」が合わさった言葉です。「人が一か所に向かって流れ込む」という原義が、現在の使われ方にそのまま反映されています。
日本語では「中央ホール」「大通路」と言い換えられることもありますが、施設の中心にある、人の流れを受け止めるための広いスペースというのがコンコースの基本的なイメージです。単なる通り道ではなく、人が集まり、立ち止まり、移動方向を選ぶための結節点としての役割を持っています。

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コンコースの例


コンコースが使われる代表的な場所は、以下の6つです。
- 駅のコンコース
- 空港のコンコース
- 商業施設のコンコース
- 商店街・地下街のコンコース
- スタジアム・アリーナのコンコース
- 展示会場・イベント会場のコンコース
それぞれ解説します。
駅のコンコース
駅のコンコースは、改札口と各ホームへの通路をつなぐ広いエリアのことです。一般的に「改札外の広いスペース」を指すことが多く、待ち合わせの場所として使われたり、売店やショップが並んでいたりします。



新宿駅や東京駅のような大型ターミナル駅では、コンコースに多数のテナントが入居し、ひとつの商業空間としての機能も担っています。「駅の中にいるのにお店がたくさんある」と感じる場所が、まさにコンコースです。
下記は、東京駅1階のコンコースです。画像の中で、濃いピンク色が新幹線コンコース通路、薄いピンクが在来線コンコースです。


実際に画像でみると、このような場所がコンコースです。


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空港のコンコース
空港のコンコースは、保安検査を通過した後に続く、搭乗ゲートが並ぶエリアのことです。チェックインを終えて飛行機に乗るまでの時間を過ごす場所で、免税店・カフェ・ラウンジなどが集まっています。
以下は、香港国際空港のコンコースです。


商業施設のコンコース
ショッピングモールや大型商業施設では、フロアの中央に設けられた広い通路部分をコンコースと呼ぶことがあります。各テナントへの動線として機能しながら、ポップアップイベントや季節の展示スペースとして活用されることもあります。
商業施設のフロアマップを見ると、各ショップに囲まれた中央の広い通路が「コンコース」と表記されているケースがあります。お客さんを施設全体に回遊させるための動線として設計されているエリアです。
商店街・地下街のコンコース
地下街では、複数の通路が交差する広めの空間や、地下鉄出口と地上・他の地下街をつなぐ結節点をコンコースと呼ぶことがあります。待ち合わせスポットや案内板が集中する場所にもなっています。
大阪・梅田の地下街や東京・八重洲地下街では、地下街全体の動線が交わる場所がコンコース的な役割を果たしています。広告掲示やデジタルサイネージが集中しているエリアがコンコースであることも多いです。
スタジアム・アリーナのコンコース
スタジアムやアリーナでは、観客席の外側を一周するように設けられた広い通路をコンコースと呼びます。売店・トイレ・案内所などが並び、入退場時や試合中の移動に使われます。
野球場やサッカースタジアムでは「コンコースで集合」という使い方をよく耳にします。観客席に入らなくても一周できる外周スペースというイメージが最もわかりやすく、ゲートを入ってすぐ目に入る広い通路がコンコースです。
展示会場・イベント会場のコンコース
展示会場やイベント会場では、展示ブースや各ホールの外側にある広いロビー状のエリアをコンコースと表現することがあります。来場者の受付・休憩・案内所などが集まる場所です。
東京ビッグサイトや幕張メッセなどの大型展示施設では、各展示ホールをつなぐ大きな通路や中央スペースがコンコースと呼ばれています。
コンコースのように人流が集中する良い立地条件で出店を検討する際は、来訪者の出発地や目的地を把握できるOD調査もあわせて確認すると、より精度の高い立地判断につながります。

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コンコースと似た言葉の違い


コンコースと混同されやすい言葉は、主に3つあります。
- コンコースと通路の違い
- コンコースとロビーの違い
- コンコースとターミナルの違い
それぞれ解説します。
コンコースと通路の違い
「通路」は移動のための細い道全般を指しますが、コンコースは人々が集まり、合流・分散するための広いスペースという意味合いを持ちます。単に人が通り抜けるだけの廊下とは区別されます。
たとえば、ホームから改札へ続く細い通り道は「通路」ですが、改札を出た先の広い空間はコンコースです。規模感と機能の両面が、この2つの使い分けに関係しています。
コンコースとロビーの違い
ロビーは建物の入口付近にある待合・受付スペースを指します。ホテルのロビー・映画館のロビーなど、入口を入ってすぐのエリアをイメージするとわかりやすいです。
コンコースはロビーより広い概念で、施設内の通路・動線・集合スペースを包括した空間を指します。入口に限らず、施設の内部や各エリアの接続点に設けられるのがコンコースです。
コンコースとターミナルの違い
空港の文脈では「ターミナル」と「コンコース」が混同されやすい言葉です。ターミナルはチェックイン・出入国審査・手荷物受け取りなどを行うメインビル全体を指します。第1ターミナル・第2ターミナルといった大きな区分けがターミナルです。
一方、コンコースはターミナルの中にある保安検査通過後の搭乗ゲートエリアです。ターミナルという大きな建物の中に、コンコースが含まれる関係にあります。

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駅や商業施設のコンコースは、人が集まりやすい場所だからこそ、テナント出店の候補エリアとして注目されやすい空間です。しかし「人通りが多そう」という印象だけで出店を判断すると、実際の集客につながらないケースもあります。
コンコース周辺や駅ナカ・商業施設への出店を検討するなら、エリアの人口属性・時間帯別の人流・競合状況などをデータで確認してから、判断するのが安心です。そのような立地戦略の場面で活用できるのが、商圏分析ツールの「gleasin(グリーシン)」です。








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