出店候補地を選ぶとき、周辺の人口の多さだけで判断していませんか。同じ人口規模のエリアでも、昼と夜とで人の数が大きく変わる場所は珍しくありません。
住んでいる人の数(夜間人口)だけを見て出店を決めてしまうと、平日の日中はオフィスワーカーで賑わうエリアなのに、休日は人通りが少ないといったギャップに気づけないことがあります。こうしたズレを防ぐために役立つ指標が、昼間人口です。
本記事では、昼間人口の意味から、夜間人口との違い、昼夜間人口比率の見方、データの調べ方、商圏分析での活かし方まで詳しく解説します。

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昼間人口とは?

昼間人口とは、ある地域に日中滞在している人口の数を指す言葉です。そこに住んでいる人だけでなく、通勤や通学でその地域を訪れている人も合わせて数えます。
具体的には、昼間人口は「夜間人口」に、他の地域から通勤・通学で流入してくる人数を足し、他の地域へ通勤・通学で出ていく人数を引いて算出されます。総務省の国勢調査でも、この考え方をもとに市区町村ごとの昼間人口が公表されています。
たとえば、オフィス街や繁華街では、住んでいる人よりも働きに来る人の方が多いため、昼間人口が夜間人口を大きく上回ることがあります。反対に、郊外の住宅街では、日中は多くの人が通勤・通学で外出するため、昼間人口が夜間人口を下回る傾向があります。
昼間人口については、弊社サービスのgleaisnでも確認できます。

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昼間人口と夜間人口の違い

昼間人口とセットで語られる指標に、夜間人口があります。夜間人口とは、その地域に実際に住んでいる人口のことで、一般的に「人口」と呼ばれる数字はこの夜間人口を指しています。
名前が似ているため、「昼間人口」と「夜間人口」を同じものだと考えてしまう方も少なくありません。しかし、昼間人口は「その時間帯にそこにいる人の数」、夜間人口は「そこに住んでいる人の数」という、まったく異なる考え方の指標です。
たとえば、東京都心のオフィス街では、夜間人口は少ないのに昼間人口は非常に多い、というケースがよく見られます。反対に、郊外の住宅街では夜間人口が多く、昼間人口は少なくなる傾向があります。同じ地域でも昼間人口と夜間人口の数字は大きく異なることがあるため、どちらの指標を見ているかを意識しておくと、データの読み違いを防ぎやすくなります。

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昼夜間人口比率からわかること

昼間人口と夜間人口の関係を1つの数字で表したものが、昼夜間人口比率です。この比率を見ることで、そのエリアがどんな性格を持つ場所なのかを把握しやすくなります。
- 昼夜間人口比率の計算式
- 比率が100を超えるエリアの特徴
- 比率が100を下回るエリアの特徴
それぞれ解説します。
昼夜間人口比率の計算式
昼夜間人口比率は、「昼間人口 ÷ 夜間人口 × 100」という式で計算されます。夜間人口を100としたときに、昼間人口がどのくらいの割合になるかを示す数字です。
比率が100より大きいほど、日中に人が集まってくるエリアであることを意味し、100より小さいほど、日中に人が外へ出ていくエリアであることを意味します。
比率が100を超えるエリアの特徴
比率が100を超えるエリアは、オフィス街や繁華街、学校や大学が集まるエリアに多く見られます。平日の日中は多くの人が働きに来たり、学びに来たりするためです。
具体的には、東京都千代田区や大阪市中央区のように、昼夜間人口比率が数百パーセントに達する地域もあります。こうしたエリアは、ランチ需要やビジネス関連の需要が見込みやすいという特徴があります。
比率が100を下回るエリアの特徴
比率が100を下回るエリアは、住宅街やベッドタウンと呼ばれる郊外エリアに多く見られます。平日の日中は、多くの住民が通勤・通学で他のエリアへ出かけてしまうためです。
こうしたエリアでは、平日の日中よりも、夜間や休日の来店需要を意識した店舗展開が適していることが多いです。ファミリー層や近隣住民をターゲットにした業態と相性が良い傾向があります。

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昼間人口の調べ方

昼間人口のデータは、いくつかの公的な統計から確認できます。代表的な調べ方を押さえておくと、出店候補地の比較がしやすくなります。
- 国勢調査・e-Statで確認する
- RESASで確認する
- 自治体の公開データで確認する
それぞれ解説します。
国勢調査・e-Statで確認する
昼間人口の基礎となるデータは、総務省統計局が5年ごとに実施する国勢調査で公表されています。「従業地・通学地による人口」という統計項目として、市区町村単位のデータが整理されています。
政府統計のポータルサイトであるe-Statを使えば、全国の市区町村ごとの昼間人口や昼夜間人口比率を無料で確認できます。過去の調査結果と比較することで、エリアの人口動態の変化も把握しやすくなります。


gleasinでは、店舗開発に必要な情報をまとめています。失敗しないための店舗開発担当者の皆さんはぜひ、無料トライアルを試してみてはいかがでしょうか。
RESASで確認する
地域経済分析システム「RESAS(リーサス)」でも、昼間人口に関するデータを地図やグラフで確認できます。RESASは、国のデータをもとに地域の経済・人口の状況を可視化できる無料のツールです。


「通勤通学人口分析」というメニューを使うと、自治体間の人口移動の様子を、昼間人口・夜間人口・昼夜間人口比率とあわせて視覚的に把握できます。数字だけでなく地図で確認できるため、土地勘のないエリアを調べるときにも役立ちます。
自治体の公開データで確認する
東京都や埼玉県など、一部の自治体では独自に昼間人口を可視化したオープンデータやツールを公開しています。市区町村単位よりも細かい粒度でデータを整理している自治体もあります。
出店を検討しているエリアが決まっている場合は、該当する自治体のオープンデータもあわせて確認しておくと、より地域に即した情報を得やすくなります。

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商圏分析・出店判断に昼間人口を活かすポイント


昼間人口は、商圏分析や出店判断の場面でも重要な指標として使われています。エリアの特性によって、意識したいポイントが変わってきます。
- オフィス街・繁華街の場合
- 住宅街・郊外の場合
それぞれ解説します。
オフィス街・繁華街の場合
昼夜間人口比率が高いオフィス街や繁華街では、平日の日中に働く人たちをターゲットにした店舗設計が有効になりやすいです。ランチタイムや休憩時間の需要を意識した営業時間の設定が効果的です。
一方で、こうしたエリアは夜間や休日になると人通りが大きく減ることがあるため、平日昼間以外の需要もあわせて確認しておくと安心です。
住宅街・郊外の場合
昼夜間人口比率が低い住宅街や郊外エリアでは、平日の日中よりも、夕方以降や休日に来店客が増える傾向があります。ファミリー層や近隣住民との関係を意識した店舗づくりが向いています。
昼間人口だけを見て「人が少ないエリア」と判断してしまうと、夕方以降や休日の需要を見落としてしまうことがあるため注意が必要です。夜間人口とあわせて確認することで、より実態に近い判断がしやすくなります。

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昼間人口に関するよくある質問


昼間人口についてよく寄せられる質問をまとめました。

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昼間人口なら商圏分析ツール・売上予測のgleasin



昼間人口をはじめとした時間帯別の人口データをもとに、商圏分析や売上予測を手軽に行いたい方には、gleasinがおすすめです。
昼間人口や昼夜間人口比率を自分で調べて出店判断に反映させるのは、手間も時間もかかります。時間帯別の人口データをもとにした商圏分析や売上予測をすぐに確認したいなら、商圏分析・売上予測ツールの「gleasin(グリーシン)」が選択肢の一つになります。
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主な機能は以下のとおりです。
- Geodemo:消費者属性を10種類に分けて地域ごとに可視化。ターゲット層のいるエリアを直感的に選定できる
- GPSメッシュ:125mメッシュで時間帯別の人口滞留数を表示。昼間人口のように時間帯で変化する人の動きも把握できる
- ベンチマーク:競合店舗数をマップ上で瞬時に確認できる
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